ジンテーゼ。

クソ女の良識と倫理観に欠けたお話。きっと名前はちさとちゃん。

婚約破棄した話。


春は出逢いの季節、春は別れの季節。

私にとっては別れの季節となって、無事交際4年近くになって婚約指輪まで買わせた男性に終止符を打ってきました。


遠距離だったり、価値観だったり、趣味だったり、色々な要素はちりばめられていましたが各カップルの別れる理由となった事柄なんて千差万別ですし、あまり興味もないと思うので省略して。


これから結婚をするカップルたち、特に男性に伝えたいのは

「あわよくばを狙うな、勢いでいけ。」です。(※個人の感想です)



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結婚をすることが決まったのは二年前、付き合って二年。あちらが新社会人、私がまだ大学4年の時。

正直、オタクを拗らせて学校で顔を会わせてもお互いに無視、デートは月一、連絡も月一という一年目がクソみたいな交際期間だったので二年目になってようやく遅れてきた盲目期。

(新社会人になった元カレが転勤族、離ればなれの悲劇のヒロイン気取っていた盲目期)


まあ、クソ交際期を過ぎて盲目期に入ったものの新社会人の仲間入りを果たした元カレは新しい環境にどっぷりハマり、

「遠距離だし、仕事だったら忙しいから仕方ないよね♡大学生の私が合わせるよ♡」とか言っていた盲目期ドリーミング私も、

デートのドタキャン、連絡しないは当たり前。他の女の同期と二人で遊びにいくわ、パチンコを同期と打ちに行くスケジュールが先に入ってるから会えないといった

逆戻りのクソ交際期にメンがヘラるヘラる、キレるキレる。


まあそんな経過を通って、二年目の後半には私の卒業も見越して「結婚」の話が出てくるようになりました。すごいね、盲目期。(ただ、卒業出来るかは危うかった)


両親への挨拶は行く機会があったので二年目の後半、結婚の話が出始めた頃に済ませてあって、なんだったら両親の顔合わせもわざわざ銀座の懐石料理食べながら済ませました。

サンキュー並木通り。


ここまでは流れが良かったのですが、顔合わせ他諸々の時に議題として上がるのは主に、


─────「遠距離」。


往復四時間、電車無し。高速バスでしか行き来できない辺境の土地。スーパーまでは片道徒歩45分、自転車20分。東京生まれ東京育ち、免許なしの甘やかされ過ぎた環境で生きてきた私にとっては突然のサバンナや地獄見たいな生活です。


ともあれ。元カレ君からは、「ちさとが大事だから、ちさとが望むなら転職するよ。」というお言葉を頂きましたし、結婚して暫くは単身赴任、もしくは、お金の貯蓄はあったので結婚準備期間中に転職先を決める。といった流れになり、「じゃあ次は結納だね~」なんて話していて、


そして一年。

簡単に言うとその後、一年が経ったのです。その間、私が新社会人を三日でやめたりとか色々ありましたが。

そこから結納も転職もなにも動きがないまま一年が過ぎていました。


大学時代、「ただでさえ連絡がないのに遠距離になったら連絡はまた無くなるのではないか」なんて杞憂を持っていましたが、

他にも「今は私が大学生で、比較的時間は取れるけれども果たして私も社会人であっちも社会人になった時、遠距離で上手く行くのか?」とか、まあ色々想像力豊かに膨らませていました。


案の定です。私も新しい仕事に追われてあっちも仕事。会える時間なんてほぼなし。

結婚の話も出しはするけど具体的なスケジューリングは全くされない。三年目の夏、思い出したように婚約指輪を買いにはいったけど

全く現実味がない。


盲目期が過ぎて待っているのは現実です。夢を見ているときは、この関係が絶対で尊いもので、その先に結婚なんていう人生のハッピーイベントが待ってたとしても。

その先に、数年、数十年と一緒に居られるのか?と考えるには一年は十分な時間でした。


転職も動いた話も聞かず、理由は東京まで行く時間はない。とか。


元カレ「取り敢えず一社には応募したよ」

わたし「一社」


完璧に「ちさとの方が仕事より大事だから、ちさとが言うなら転職する」はダブルバインドでしたし、あわよくば転勤先に引きずり込もうとしてくる言動にまた虚無る。

なにより時期に元カレと同い年の大阪に居た先輩が、東京で転職決めた報告をした途端にチェックメイトです。


セックスは出来なくなり、キスが冷たくなり「あーこれ冷めたわ」ってなりましたね。

好きだけど、結婚するほどではない。折り合いをつけて、埋め合わせをするまでの価値がある人ではなくなってしまった。のでしょう。「好きだから付き合う」なんて積極的なものではなくて、「別れる理由がないから別れない」的な、消極的なもの。

そこを考えさせたらもう駄目だとおもうんですよね.。メリット<デメリット。


元カレ君さんにも付き合ってる時はなんだかんだ良くしていただいてたんですけどね。

諸々を乗り越えて結婚する人もいらっしゃると思いますし、私はなのですごく尊敬します。真似できない。

「ギャルゲー、エロゲーは付き合うまでかもしれないけど。現実って付き合っても、結婚してもその先があるんだよ」って感じでした。



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まあそんなこんなで4年目、2017年の4月にお別れしまして。めっちゃ両親と揉めて「次は結婚式の日取り決まるまで付き合ってる人紹介しないで!」(わかる)とか言われてしまいましたが、精神的開放感がすさまじいです。


多分、盲目期にすぐ指輪買って結納して準備して三年目の夏に結婚式!とかやってたら、盲目期が継続してて、ハッピーイベント楽しんでたかもしれません。

そのあとはどうなったかは分かりませんけどね。最近流行りのたらればです。


なので、「あわよくばを狙うな、勢いでいけ」です。

「俺が責任とってやるから結婚しよう!」ってスパパパーンとことを進めてしまえば行けると思います。こういうことだからこそ思い切りが大事。

バツがつく可能性に対しての責任は負えませんが考える時間を与えてはいけないのです。駆け込み。おすすめです。